いまアメリカに渡航しようと思うと、州によって違いはあれど、最低限必要なものとして
- PCR検査の陰性証明書
- 誓約書(Attenstation)
が必要。私の渡航するニューヨーク州では、これに加えて「トラベラーズフォーム」の記入が必須となっている。
誓約書、内容を見てみると、なんだか難しい言葉が長々と書いてあるので読み理解するのも頭が痛くなってくるが、全文和訳とともに記入方法を記載しておく。
アメリカ渡航用の誓約書(Attestation)とは
飛行機に乗る前に、航空会社に提出する宣誓書。(2〜17歳の場合は、保護者が代理で提出)
CDCが航空会社に対して、「海外からアメリカにくる客には、陰性であることを宣誓させてください」と義務付けている。
▶️ 誓約書(Attestation)(英語ページ)
誓約書とか宣誓書とか呼ばれている書類なので、なんとなく「サインすればいいっしょ」と思っていたが、とりあえずプリントアウトしてみたものの、CDCのドキュメントで面白要素ゼロ、読み込む気もおきない。。かといってテキトー読みして抜け漏れがあったら入国できないかも・・汗
こんなところでヘマをしたくはない。
読み込んでみて分かったことだが、
この誓約書、PCRの結果を踏まえて記入するものなので、前のめりに用意することは不可能。
要は、「私、陰性です」ってことを宣誓する書類なので、陰性証明書とセットで初めて効果を発揮する。
オンラインでも記入可能なフォームあり
探しているうちに、CDCのサイトでオンラインで記入できるフォーム(Fillable Attestation)を見つけた。
残念ながら日本語版はないけれど、このEnglishバージョンで確認したところ、フル手書きバージョンと内容はまったく同じだった。
記入方法
基本的には、下図の4箇所を記入すればOK。
*搭乗者本人が記入する場合と、代理人(小さい子供の保護者)が記入する場合で異なるの要注意
*3枚目は記入部分がないので割愛
誓約書全文 日本語訳
アメリカ合衆国入国時の旅客情報開示についての宣誓書
航空会社および航空会社職員の旅客情報開示の義務:
アメリカ合衆国連邦法に基づき、航空会社とその職員は、海外からアメリカ合衆国へ入国する全ての旅客に対し、旅 客が新型コロナウイルスに対して陰性であること、または治癒したことを証明する宣誓書に署名することが、アメリ カ疾病予防管理センター(以下 CDC)によって義務付けられています。
宣誓書は間違いのないよう正確に記入して下さい。2 歳~17 歳未満の未成年者の場合は、保護者が代理で宣誓書を 提出して下さい。近親者、法廷後見人または旅行会社による代理提出も可能です。障がいをお持ちの方などご自身で の記入が難しい場合も代理の方による提出が可能です。
アメリカ合衆国連邦法に基づき、アメリカに入国する全ての旅客は宣誓書を提出する義務があります。宣誓書を提出 しない、または虚偽申告をしたお客様は、出発日の遅延や変更、搭乗拒否など次回のアメリカ入国の際、入国拒否に つながる可能性があります。また他のお客様に対する身体的リスクを高めたとしたとして、アメリカ連邦法に基づき 罰せられる場合があります。(42 U.S.C. 271 and 42 CFR 71.2 in conjunction with 18 usc 3559 and 3571)虚偽申告は、連 邦法により罰金または禁固刑に罰せられる場合があります。(18USC 1001)ご家族、ご友人、地域の安全と保護の為 に、CDC への情報開示にご協力くださいます様お願い申し上げます。
旅客宣誓の義務:
私 [旅客本人もしくは代理人の氏名] は、宣誓書の内容に従い COVID-19 のウィルス検査結果が陰性であることを証明致します。又は過去に感染し出国前に回 復をした場合、治癒証明書又は診断書の提示をもって証明致します。
選択肢から一つを選んでください:
[ ] 出国前 3 日以内の新型コロナウイルスの検査実施により陰性である事を証明いたします。
[ ] 過去 3 か月又は 90 日(又は CDC で指示された期間)に新型コロナウィルスに感染し、治癒した証明書、又 は SARS-COV-2 (SARS コロナウィルス 2)陽性判明後、治癒した事を医療従事者・医療機関から証明され、 渡航許可を取得している事を証明いたします。
[ ] 私は___________の代理として、旅行者本人が出国前 3 日以内にコロナウイルスの検査を検査 機関にて受け、結果が旅行者本人のものである事、また陰性である事を証明いたします。
[ ] 私は___________の代理として、コロナウィルスに過去 3 か月(又は CDC で指示された期間) に感染し治癒、または SARS-COVID-2(SARS コロナウイルス 2)の陽性後、治癒した事を医療従事者・医療 機関から証明され、渡航許可を得ている事を証明いたします。
(氏名記入欄)
(日付記入欄)
プライバシー保護法声明書
アメリカ疾病予防管理センター(CDC)は、航空会社に対し、空路でアメリカへ入国する全ての旅客の情報を提示す る事が義務付けています。(42cfr 71.20 and 71.30 (b) as authorized by 42 usc 264 )提示を怠った場合は乗客の搭乗を拒 否する事があります。宣誓書の内容が間違っていた場合は犯罪行為として罰せられる事があります。CDC はこの情報 を基に、感染の予防に役立つよう接触者追跡(コンタクトトレーシング)又は接触者と公衆医療機関への情報提示を行います。その他には、健康教育、治療、予防、公衆医療機関への情報提示を行い、今後の入国規制、対策に使用します。プライバシー保護法に基づき、情報収集し、情報を使用します。(act of 1974,5 usc 552a)収集された情報は CDC の記録システム(SOR)に保管され(no.09-20-0171, 隔離・旅行者の行動、接触者追跡と通知 42cfr parts 70&71, 72 Fed.Reg. 70867 Dec 13.2007)情報内容の改正が行われます。CDC は連邦官報によるプライバシー保護法に従い情報 開示は CDC とアメリカ保健福祉省に行います。法に基づき、各州及び各地区の保健所又は協力機関への情報提供そして、連邦法に基づき記録通知システム(SORN)での情報保管、使用、削除が認められています。
この情報の CDC での利用についてのご質問は dgmqpolicyoffice@cdc.gov 宛に にEメールをお送りいただくか、下記の 住所まで郵送してください。
Policy Office, Division of Global Migration and Quarantine, Centers for Disease Control and Prevention, 1600 Clifton Road NE, MS H16-4, Atlanta, GA 30329
(注)上記宣誓書は英語で作成されたものを日本語に抄訳したもので、英文版が正本であり、この日本
語版は参考として作成されたものです。これら両言語版の間に矛盾抵触がある場合、英文版が
優先されます。
【後日追記】2021年4月末時点、こちらの誓約書の記入方法で問題なく渡航できました。
これから渡航される皆様、準備等で不安な点も多いかと思いますが、ひとつひとつ要件を抑えておけば、大丈夫です。
どうかお気をつけて渡航されてください。