今回は、アメリカ渡航で必要な陰性証明書について、実際に渡米に使用した例と取得した流れをまとめました。
アメリカ渡航用のコロナ検査はどこで受ける?
アメリカ渡航に必要な陰性証明書の条件
いまアメリカに渡航する場合に必要な陰性証明書の条件はこんな感じ。
① 氏名
② 生年月日・パスポート番号などの少なくとも1つの個人を特定できる情報
③ 検査結果(陰性の場合のみ搭乗可能)
④ 検査の種類(PCR検査を含むNAAT、または抗原検査であること)
⑤ 検査機関情報(病院名や連絡先)
⑥ 検体採取日(飛行の1日前までに採取必要)
引用:CDCウェブサイト「陰性証明について」より
※最新情報はCDCのウェブサイトで確認が必要
以前は72時間前までに検査を受ければよかったが、現状は「飛行の1日前」に検査する必要がある。
PCR検査だけでなく、抗原検査も有効。
たいてい、抗原検査のほうが結果が出るのが早いのでありがたい。
「1日前の検査による陰性証明」が可能な検査機関はココ
検査の要件が「1日前」になったことで、これまでに比べて検査機関も限られるようになった。
・1日以内に検査結果が出る
・必要項目を満たした陰性証明書を発行
これらの条件を満たす検査機関を探す必要がある。
ざっと調べてみたところ、
■ Tケアクリニック
■ にしたんクリニック
■ ピカパカ検査センター
■ 木下グループ検査センター
が1日以内の検査結果提供および英語対応での陰性証明発行をしていそう。
木下グループの陰性証明書は記載内容が不十分!?航空会社に確認した
見ての通り、木下グループ(抗原検査)が圧倒的に安い。
他の検査機関の10分の1だ。
あまりの金額のギャップに、自ら体当たりで試してみたいと思った。
木下グループで発行される検査証明書が有効かどうか、陰性証明書サンプル↓を確認してみた。
規定の必要項目と照らし合わせると、、
① ☑️氏名
② ❌生年月日・パスポート番号などの少なくとも1つの個人を特定できる情報
③ ☑️検査結果(陰性の場合のみ搭乗可能)
④ ☑️検査の種類(PCR検査を含むNAAT、または抗原検査であること)
⑤ ☑️検査機関情報(病院名や連絡先)
⑥ ☑️検体採取日(飛行の1日前までに採取必要)
「生年月日、パスポート番号などの少なくとも1つの個人を特定できる情報」がない!
SNSとかで情報収集すると、「必要情報を手書きで追記することでいけた」「航空会社によって判断」等の声を散見。
実際に、自分でも航空会社(ANA)に電話して確認してみたところ、「生年月日やパスポート番号等を追記して頂ければOKです」とのこと。
この電話確認である程度安心し、木下グループでトライしてみることを決めた。
【結論】最安の木下グループで行けた!が、注意すべきことアリ
木下グループ予約〜結果受領までの流れと気を付けること
【出発5日前】予約は早めにすべし
木下グループの抗原検査、予約が可能なのは当日〜5日後までと限られている。
ただし、結果が検査後30分ととてもスピーディな上、他の検査期間と比べて圧倒的に安いため、すごい人気!
店舗にもよるが、2〜3日後くらいまではほとんど埋まっている。
なので、検査を受ける日(飛行の前日)の5日前になったら、すぐに予約しておくのが望ましい。
▶︎ 木下グループ検査センター
予約の時間は念の為、出発時間より遅めが安心
予約は15分単位で好きな時間を選ぶことができる。
規定では「飛行の1日前までに検体を採取」とあり、24時間前ではない。
(例:2/10の15時出発の場合、検体採取は2/9の何時でもOK)
ただ、今回木下グループで受け取った陰性証明書(実物画像)を見ると、検査結果の「有効期限」という欄があり、その時間が「検体採取から24時間後」に設定されている。
そのため、例えば2/9の朝10時に検査を受けた場合、2/10の朝10時に有効期限が切れてしまう。
規定では前日の何時でもOKとはいえ、念のため有効期限内となる24時間前以内に検査を受けているほうが、心臓に優しいなと個人的には思った。
【出発前日】抗原検査実施
今回、NK110便(10:20羽田発JFK行き)を利用して渡米した。
規定では出発前日であれば、検査実施は何時でもOKとのことだが、念の為24時間以内も網羅できる11:30に検査を予約。その時間に検査会場に行った。
オミクロンの流行に伴ってか、店舗前は行列ができていて、スタッフに名前と予約時間を伝えると、QRコードからGoogleフォームの「誓約書・同意書」に記入するように言われる。
それを記入したあと列に並んで待ち、受付。
列の割に、店内には意外と早く入ることができた。
受付で1,600円を払って検査キットを渡され、間仕切りされたブースに進んで、検査自体は自分で実施する。
今回は、抗原検査なので、綿棒を鼻につっこむタイプ。
ブースの壁に検査の実施方法が貼ってあるので、それに従って検体を採取し、カウンターで提出して終了。
受付で、「東京都在住であれば無料です」と言われた。
自治体で無料検査を実施しているケースもあるので、日本在住の人は無料で検査実施ができる場合もあるようだ。※詳細は各自治体の情報を要確認
(私はアメリカ在住のため対象外)
【検査30分後】結果がメールで届く
11:30に検査を実施し、12:10にEメールで「検査完了のお知らせ」が届いた。
そのメールからオンラインで検査結果を確認、陰性証明書をダウンロードすることができる。
陰性で一安心。
※実際の陰性証明書は下部にアリ
ココがポイント!陰性証明書に追記が必要(手書きでもOK)
先述の通り、木下グループの陰性証明書には、「生年月日、パスポート番号などの少なくとも1つの個人を特定できる情報」が不足している。
航空会社にも確認したが、その不足情報を追記する必要がある。
今回私はPDFファイルにデータで追記したが、手書きでもOKとのこと。
人によっては、空港のチェックインカウンターで、その場で追記してもOKだったケースもあるみたい。
実際に使用した陰性証明書(追記したもの)
こちらが、今回実際に渡米する際に使用した陰性証明書。
プリントアウトはせずに、スマホ画面でデータを提示した。
(▼クリックで拡大)
どこの航空会社で使える?
私の場合はANAでしたが、JAL、ユナイテッドを使用した方も大丈夫だったとのこと。
陰性証明書の提示・確認は、羽田空港でのチェックインの際のみ。 コレがないと飛行機に乗れないようだ。
私の場合は、アメリカ側(JFK空港)で提示を求められることはなかった。
そして、無事にアメリカに渡航することができた。
陰性証明書に1〜2万円かかるケースが多いが、結果1,600円で行けたので、現状アメリカ渡航にはこれが最安の手段だと思う。
※最新情報はCDCのウェブサイトで確認が必要
同じように渡米されるみなさんがスムーズに安全に渡航できるように、少しでも参考になったら嬉しいです。