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自分で動かない限り、絶対にできない「友達」
留学や単身赴任の場合、おひとりさまで海外生活を始めることになる。
慣れない環境、言語で暮らしていくにあたり、友達の存在は非常に重要。
子供のころから育った場所ならまだしも、大人になってからこの地に来た場合、友達を作るのは非常に難しい。
いつのまにか自然に出来る、ということはない。自分で積極的に動かないと、友達はひとりも出来ない可能性もある。
今回、単身でアメリカニューヨークに来た私が、この3年の在住期間のあいだにどのようにして友達を作ったかの詳細を全て洗い出してみた。
友達を作った方法とその具体的なステップ
語学学校
語学学校での友達の作り方
- とにかく積極的に話しかける
- 観光に誘ってみる
- 自分の国のカルチャーを紹介する(日本食レストランに誘う等)
語学学校でできる友達の特徴
- ネイティブスピーカはいない(語学学校だから当たり前)
- 語学レベルでクラス分けされるので、自分と同レベルくらいのコが多い
- 語学でも同じところでつまづくので、日本人の友達が作りやすい
- いろいろな国の人がいて、様々なカルチャーに触れられる
- 学校の授業料によって、生徒の層が偏る(安い学校には節約する人が、高い学校にはリッチな富裕層の休暇みたいな人が多い)
- 年齢層が幅広い(学校によるが、16歳くらいから70歳くらいまで!)
- 滞在期間が短い人が多いため、浅く広い付き合い
語学学校でできた友達との現状
語学学校の特性として、「滞在期間が短い」というのがある。
仕事の休暇を利用して1週間だけ来てみた、という人もいて、長期間滞在の人は稀。
そのため、お互いを深く知り合ったり、いろんなところに一緒に行ったり、というのを満足に出来ないうちに、相手は帰国してしまうことがしばしば。
日本、韓国、中国、台湾、ブラジル、メキシコ、アルゼンチン、フランス、ドイツ、イタリア、スイス等、まさに世界中の友達ができた。が、現状はほとんどが帰国済みでFacebookやInstagram上で見かける存在になってしまった。
ただ、数少ない長期間滞在チームの中で現状も滞在している日本人の友達とはスーパー仲良くなり、現状も毎週のように遊んでいる。
それだけでも、その学校に行ってよかったと思っている。
大学附属の語学学校だと、友達ができる可能性UP
週単位で入学できる通常の語学学校と異なり、大学附属の語学学校の場合、セメスター(学期、だいたい3ヶ月)ごとの入学となることが多い。
そのため、最低でも3ヶ月は同じメンバーで学習するため、より知り合えるチャンスや時間も多く、友達は作りやすい。
大学や大学院
大学や大学院での友達の作り方
- とにかく積極的に話しかける
- 授業の分からなかったところを聞いてみる
- 宿題を一緒にやるのに誘ってみる
- 学校のイベントに参加する
- 先生と仲良くなると、ネットワーキングが広がる
大学や大学院でできる友達の特徴
- ネイティブスピーカーも含めた、さまざまな人がいる
- 同じ専攻に興味を持っているので、趣味趣向が合う人を見つけやすい
- ある程度長期間同じ場所に滞在しているので、深く知り合いやすい
- 似たような年齢層が多い(20代〜30代がマジョリティ)
- 既にキャリアを持っている人もいて、コネクションができる
大学や大学院でできた友達との現状
私の場合は大学だが、さまざまなバックグラウンド・キャリアを既に持っている人がいた。
あいにく、同級生に日本人は一人もいなかったので、常に英語でコミュニケーションを強いられ、英語力の向上にもつながった。
毎日接することでお互いのバックグランドや得意・不得意の理解も深まるので、仲良くなったコの繋がりでインターンシップや仕事を紹介し合ったり等、ネットワーキングを拡大することもできた。
ただ、やはり卒業後は自分の国に帰ってしまったコも多く、現状はたまに連絡を取り合う程度。
Meet Up
Meet Upとは
日本でも展開しているが、同じ趣味や目的を持つメンバーで集まって、パーティーをしたりイベントをしたりする掲示板のようなサービス。
毎日あるとあらゆるイベントが開催されている。最近はオンラインのものも多い。
Meet Upでの友達の作り方
- サイト(こちら)に登録
- とにかく興味のあるものに積極的に参加する
- 参加したら主催者に話しかけてみる(仲良くなると別のイベントに誘ってくれたりもする)
- 気が合う人がいたら連絡先を交換
Meet Upでできる友達の特徴
- ネイティブスピーカーも含めた、さまざまな人がいる
- 同じ趣味趣向の人同士で集まっているので、共通の話題がある
- 既にキャリアを持っている人もいて、コネクションができる
Meet Upでできた友達との現状
このMeet Upのイベントのひとつに参加して、とある国の大使館で働く人たちとすごく仲良くなった。
車を持ってる人もいたので、月に一度はみんなで遠出をしたり、海やキャンプに行ったり、ちょっとした旅行に行ったり、ニューヨーク生活でたくさんの充実した思い出ができたのも、ここで友達ができたからと言っても過言ではない。今でも仲良し。
Language Exchange(最もネイティブ友達作りやすい)
実は、この方法がどんな条件の人でも一番ネイティブ友達を作りやすいと思う。
たとえ学校に行っていなくても、下記のような専用のサイトに登録して、パートナーを探すことができる。
▶️ Conversation Exchange
▶️ Lexody
Language Exchangeって何かということや、そこでどういう友達ができたかは、こちらの記事に詳細を記載。
ご近所さん
ご近所での友達の作り方
- 一に挨拶、二に挨拶
- 相手に興味を持つ(好奇心ではなく、人としてのリスペクト)
- 何か困っているのを見つけたら、声をかけてみる
ご近所でできる友達の特徴
- いろいろなタイプ・考え方の人がいるので、相性の良し悪しはある(いずれにせよ、挨拶は超大事)
- 自分が過ごしやすい環境を作るように、相手の過ごしやすい環境を作ることを心がける
ご近所でできた友達との現状
ご近所さんは自分では選べないし、相手も私を選んだわけではない。
たまたまタイミングとエリアが重なって、同じ空間にいる仲だ。なので、正直合う合わないはあると思う。
私の場合、同じアパートに住んでる人たちに毎日のように挨拶・愛想は振りまいていたら、いつのまにかみなさん自然に話しかけてくれるようになった。
そういったふれあいだけでも、英語コミュニケーション力の向上につながったりもすると思うので、ご近所さんとは是非仲良くしたい。
ただ現時点で、一緒にお出かけするような仲の人は誰一人いない。会ったら世間話する程度。
習い事
習い事での友達の作り方
- 興味のある習い事に、一人でも良いから参加してみる
- 笑顔で挨拶する
- 相手の出来栄えを褒めてみる(着てるものでもOK)
- 気が合う人がいたら連絡先を交換
習い事でできる友達の特徴
- ネイティブスピーカーも含めた、さまざまな人がいる
- 同じ趣味趣向の人同士で集まっているので、共通の話題がある
- 既にキャリアを持っている人もいて、コネクションができる
習い事でできた友達との現状
基本はMeet Upと似たような感じだが、共通の趣味ベースで集まっているので、話題が作りやすい。
ただ、自分から話しかけない限り、一生人との繋がりなんてできない。
私の場合、ヨガやフィットネスのクラスに行っていたことがあるが、たまたま日本人と知り合って仲良くなった。
その習い事に行かなくなってからも、たまにお出かけしたり、今でもオンライン飲み会をしたりする仲。
結論:私が作れた友達実績はこちらです
この3年のニューヨーク在住の結果、私が主観的に今でも「この人、友達だな」と呼べる相手は
- 語学学校で出来た友達: 日本人 5人、韓国 7人、ドイツ人 1人
- 大学で出来た友達: フィンランド人 1人、アメリカ人 1人、中国人 1人、台湾人 1人、インド人 1人、フィリピン人 1人
- Meet upで出来た友達: 3人
- Language Exchangeで出来た友達: アメリカ人 3人
- ご近所で出来た友達: 0人
- 習い事で出来た友達: 日本人 2人
こんな感じです。
他にも、職場やインターンシップ先、マッチングアプリ等、出会い方はさまざまあるので、自分にあった形で積極的に探してみるのが良いと思います。
ほんと、何もしなかったらゼロなので!
参考になりましたら幸いです。