

テストの一連の流れや、合格に向けての秘訣をまとめました。
① DMVの筆記テストに合格し、Learner Permit(仮免許みたいなもの)を取得
② DMV公認の自動車学校にて、5時間の講習(座学)を受ける
③ DMVの路上テストに合格して、晴れて免許取得【今ココ】
目次
路上テストの当日の流れ
忘れ物厳禁!持っていくもの
路上テストの予約が完了したら、あとは当日を待つのみ!
ただし、必要な持参物を忘れたらテストも受けられないので、抜け漏れのないようにしたい。

✔️ 試験用の車(なんと自分で持参が必要!レンタカーでOK)
✔️ Learner Permit (仮免みたいなカード)
✔️ 5時間講習の修了証明
✔️ (人によって)眼鏡やコンタクト
路上テストの流れ
予約した時間に会場に車で行くだけ。
なんせ初めてだったので会場に行って知ったが、同じスケジュール枠に予約した人たちが複数いるので、車のままラインに並んでけっこう待つ。

おおまかな流れはこんな感じ。
▼ 予約した時間に車で会場へ
▼ 待つ車でラインができているので、最後尾につく
▼ 順番がきたら、係の人が書類チェック
▼ 試験官が助手席に乗ってきて、試験開始
(テスト合格のコツは下記に記載)
▼ 試験官の指示に沿って運転し、元の場所に戻って終了
これで大丈夫!一発合格のコツ
合格するにはテスト会場選びが超重要!
おすすめの路上テスト会場ロケーション
ニューヨークの路上テストは、予約時に自分でテスト会場を選ぶことができる。
マンハッタンには試験会場はなく、マンハッタン近郊だとブロンクス・クイーンズ・ブルックリンで受験することができる。
路上テストに向けて、実技レッスンを受けた際に
「ブロンクスはやめたほうがいい。クイーンズかブルックリンで予約せよ」とアドバイスをもらった。
聞いてみると、ブロンクスは教官が厳しかったり、車通りが多かったりで合格率が低いらしい。
クイーンズも、アストリアなどマンハッタンに近いところでは、やはり合格率が低いとのこと。
そういえば、アストリアで受験して落ちた話を何度か聞いたことがある。
ブロンクスは避け、クイーンズかブルックリンの、なるべく都心から離れた場所が、交通量も路上駐車も少なくてオススメ。
一発合格できた路上テストの会場
今回、私はブルックリンの「Laurelton」という場所で路上テストを受けた。
ココを選んだというよりも、予約が混んでいてどこのエリアでも1ヶ月以上先しか空いてない状況の中、なるべく早く受けられるところがココだったという感じ。
そんな理由ではあったが、おすすめ会場の条件である「クイーンズかブルックリンの都心から遠いところ」を選択することができた。
路上テストの攻略ポイント
路上テストはどうやって採点する?
ニューヨークの路上テストの採点は、持ち点30点の減点方式。チェック項目を怠ったり、ミスをした場合に、その項目の点数が減点されていく。
30点までが合格ラインで、減点が35点を超えると不合格となる。
必ず出題される2つの実技
ニューヨークの路上テストで、必ず出題される実技問題が2つある。
① 縦列駐車
② スリーポイントターン
① 縦列駐車(Parallel Parking)
日本でもよくある、路肩の路上駐車の車と車の間に車をとめる、↓こういうやつ。

いろいろなやり方があると思うのですが、シンプルな方法を紹介している動画を見つけたので貼っておく。
✔️ 路肩に接触してしまうと一発アウトらしいので、路肩に近づきすぎないように要注意
✔️ 駐車が終わって再出発するときに、振り返っての後方確認を忘れがちなので気をつけて。しっかり顔を後ろに向けて確認が必要
②スリーポイントターン(Three Point Turn)
運転中に、来た道を引き返す場合、ニューヨークではUターンが禁止なため、スリーポイントターンをする必要がある。
3回切り返してターンする方法なので、スリーポイントターンと呼ばれている。
↓こういうやつ。
✔️ 切り返すたびにウィンカーを出すのを忘れずに
✔️ 最後の切り返し後に進行方向に進み始める前に、振り返っての後方確認を忘れがちなので気をつけて。しっかり顔を後ろに向けて確認が必要
2種類の一時停止(Stop と All-way Stop)
受験する路上テストがどこかにもよるが、ニューヨークの、とくに都心から離れた交通量の少ない場所では、多くの交差点で、信号ではなくこのような「STOP(一時停止)」の標識がある。

日本の「止まれ」標識と同様、この「STOP」サインがあったら、必ず停止する必要がある。
そして、このサインのある交差点では、自分の進行方向と交差している(前方に左右に走っている)道が優先道路となっている。
そのため、一旦停止したあと、ゆっくりと前に進みつつ、優先道路が見渡せるところで再度停止し、走る車がいないことを確認して交差点に入る「2段階停止」をする必要がある。
一方で、もうひとつの一時停止サイン、「All-Way STOP」。
通常のSTOPサインの下に、小さく「All-Way」のプレートがついているのがそれ。

この場合は、文字通り「All-Way(全ての道)」、つまり交差点の4方向すべてに一時停止のサインがある。
要は、優先道路はなく、全員が一旦停止してから交差点に入ってくる。
そのため、この「All-Way STOP」の標識の場所では、2段階停止の必要はない。
✔️ 信号のない交差点では、「STOP」サインを見落とさないように注意
✔️ 「STOP」サインの下に「All-Way」がある場合は、全方向一時停止なので、2段階停止はしない
大袈裟なまでの左右確認、ミラー確認、振り向き確認
もしかしたら最終的にこれが一番大切なことかもしれない。
路上テストで試験官が最も見ているのは、細かいスキルや運転テクニックではなく、「公道で安全に運転できるかどうか」ということ。
その上で、「運転時に必要な確認をきちんとしているか」はとても重要なチェック項目で、要所要所の「確認不足」はスコアも10点と高い。どんなに運転がうまくできても、4回確認不足をすると、不合格になる。

現に、もっとも最も減点されやすい項目BEST3は、縦列駐車でもターンでもなく、すべて何らかの確認不足らしい。
路上テストでは、大袈裟なくらいに目視での左右確認や、ミラーの確認、および振り向いての目視確認をしっかりしたほうが良い。
✔️ 大袈裟になっても構わないので、アクションのたびに首をしっかり動かして確認
(なんだったら「I'm checking the right side..」と声に出してもいいくらいと思う)
以上、そんなこんなで無事に一発合格できたニューヨーク運転免許。
今後、旅行の幅が広がりそうで楽しみ。


