本格的なメニューが嬉しい蕎麦屋
蕎麦が大好きで、たまに無性に食べたくなるときがある。
マンハッタンには、私の知っている限り、庶民的な価格で本格的な蕎麦を食べられるお店が2つある。
高級店を合わせるともっとあるが、あくまでも、ふらっと汚い格好で立ち寄って蕎麦を啜れるようなお店で言うと、2つ。一つはミッドタウンの「生そば あずま(Soba Azuma)」、もう一つがイーストビレッジの「蕎麦屋(Sobaya)」だ。
あずまのほうが蕎麦屋より、親しみやすい値段なので、どうしてもあずまに行きがちだが、蕎麦屋のほうがより「日本のお蕎麦やさん然」としたメニューを提供しているので、たまにこちらにも行きたくなる。
日本にいるかと勘違いさせてくれるような、蕎麦屋のメニューはこちら。
先日施行された屋内活動におけるワクチン接種証明義務により、この蕎麦屋でも、店内に入るときに「ワクチン証明」「身分証明書」の提示を求められた。
店内は、清潔感のあるシンプルな和風インテリアで統一されていて、清々しく心地よい。
驚きの隠し味で感動的な美味しさ「鴨せいろ」
今回は鴨せいろ(23ドル)を頼んだ。
胃が、かなり蕎麦気分だったので、張り切って蕎麦は2枚。(1枚は半盛りで追加6〜7ドル)
蕎麦の麺自体はけっこうしっかりしている食感だが、細く切ってあるので食べやすい。
この鴨せいろ、初めて食べたけど、つゆを飲んでびっくり。。
隠し味に柚子の皮が入っていて、ほんのり酸味があり、美味しすぎて感動した。
実は柚子の柑橘酸っぱいアクセントが大好きで、日本で料理するときにはしょっちゅう柚子皮を使うし、何を食べるときにも柚子胡椒を欠かさず用意するくらい柚子が好き。
蕎麦のつゆに柚子皮が忍ばせてあるなんて、日本でしか食べたことない!
まさかニューヨークで、大好物の「出汁+柚子皮」に出会えるなんて思っていなかった。
普段はお蕎麦屋さんでは盛り蕎麦を食べがち、今回はたまたま気まぐれで鴨せいろを頼んだだけだったが、もうこのお店では鴨せいろしか食べないだろうと思うくらい気に入ってしまった。
蕎麦屋(Sobaya)の場所
Sobaya
229 E 9th St, New York, NY 10003