【米大学院 入学に必須】成績の信用評価機関「IFCS」利用方法と値段 〜WESより安く速い〜
いい歳こいて、大学院を目指すことにし、ある程度、入学申し込みをする学校の目星はつけました。

今日は、申し込み必要書類として、大学の成績表(信用評価機関利用)について書きました。

提出必要書類を揃えている真っ最中なのですが、その中に「大学卒業時の成績表(信用評価機関経由)」があります。

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大学成績表は信用評価機関による評価算定が必要

大学エクステンション入学のときは、日本の大学発行の英文成績表=封筒に開けて誰も開けていない(改ざんがないことの証明)で大丈夫だったのですが、大学院となると、学校にもよるみたいですが、専門の評価機関を通す必要があるようです。

というのも、国によって成績の評価方法(A・B・Cとか、秀・優・良・可とか)がバラバラなので、同じものさしで見て評価するため、その評価をしてくれる専門機関があるんです。

有名な機関としては、WES(World Education ServicesECE(Educational Credentials Evaluatorsなどがあります。

WES(World Education Servicesの利用方法

WESの利用方法については、こちらの記事が分かりやすかったです。

▶️ グローバルスタディ海外留学センター「信用評価機関とWESについて」

ECE(Educational Credentials Evaluatorsの利用方法

ECEの利用方法については、こちらに詳細がありました。

▶️ アビタス「ECE 学歴評価マニュアル」

今回、IFCSという信用評価機関を使ってみた

どの信用評価機関を使うべき?

今回、信用評価機関を通じた成績表が必要になって始めて、そういった組織や機能の存在を知りました。
そもそも、WESやECEのことすら知らなかったです。

調べていると、この信用評価に時間がかかって、出願締め切りに間に合わないハプニングも度々あったりするようなので、なるべく素早くスムーズに実施できるところがいいなと思いました。

WESやECE等、どこを使うのがベストなのか、正直ベースで大学の入学事務局の担当者に聞いてみました。

そうすると、「IFCS」という信用評価機関を紹介され、クーポンコードまでくれました!
おそらく、普段から密接に連携しているのだと思います。

もし、どの信用評価機関を利用するか迷った場合は、大学の担当者に聞くと、その大学がよく使っているところを教えてくれたりすると思います。

IFCS(Institute of Foreign Credential Services)とは

IFCS(Institute of Foreign Credential Services

WESやECEなどと同じような信用評価機関。

ニューヨーク市立大学やコロンビア大学などで長く教育学について携わっていた人たちが立ち上げた組織で、50年以上の教育業界での経験に基づいて評価を提供しているとのことです。

IFCSの利用方法

今回、私が利用した「Course by Course evaluation」の流れを記載します。
それぞれの教科の成績と、GPAの計算をしてくれるタイプで、一番オーソドックスかと思います。

今回の私のIFCS利用時のステータス
  • Course by Courseの評価証明書が必要
  • 日本での大学の卒業証明書(英文)は手元にある
  • 日本での大学の成績表(英文)は手元にある

日本での大学の卒業証明書や成績表が手元にない方は、まずはそれを取り寄せてからのスタートとなります。

では、実際の利用方法です。お付き合いください。

事前準備

申し込む前に下記を準備しておく必要があります。

  • 大学の卒業証明書(英文)
  • 大学の公式成績表(英文)

Webサイトから申し込み

IFCSのホームページから、Evaluationsにアクセス

IFCSのホームページはこちら。

上部のグローバルメニューに「Evaluations」があるので、そこをクリックします。

利用したいサービスを選択

今回、私の場合は「Course by Course(各教科の評価とGPAの算出)」を選びます。

「何営業日かかるか」の納期も選べます。
納期が速ければ速いほど、高くなります。

24 Hours」も選択できるのは、急いでいる人にとってはとてもありがたいですね!

今回、私は「3 Business Days(3営業日)」を選択しました。

納期を選び終わったら、緑色の「Sign Up」ボタンを押して次に進みます。

① 自分のパーソナル情報を入力

画像では分かりやすく日本語で書いていますが、すべて英字での入力です。

名前・誕生日・Eメールアドレスのみが入力必須項目なので、他は飛ばしてもだいじょうぶです。

入力が終わったら、右側の「Continue with application」をクリックして次に進みます。
※入力すると、赤いボタンが緑色になります。

② 卒業大学の情報を入力

今回評価してもらう卒業大学の情報を入力します。

③ 目的を選択

今回の評価の目的を選択します。

私の場合は、1個目の「Further Education」を選択しました。

④ 翻訳必要有無・送付方法等を選択

Application Code

クーポンコードがあったらココで入力します。

Translation

いま手元にある大学の成績表が英文の場合は、1個目の「翻訳不要」の選択肢を選びます。
ほぼどの大学も依頼すれば英文の成績表を出してくれると思うので、ここで翻訳を頼むではなく、大学から英文成績表を取り寄せておくことをお勧めします。

Submission of Academic Record and Authentication

ファイルをアップロードするところがあるので、卒業証明書をスキャンしてアップします。

また、ここで成績表をどのように送るかを選びます。
私の場合は、自分でIFCSに送る方法にしました。

Delivery Service

どのようにして、評価証明書を受け取るかを選択します。
証明書は2部送られてきます。

(▼クリックで拡大)

⑤ 支払い情報を入力

クレジットカード情報を入力し、申し込み完了です。
スクリーンショットは割愛しています。

申し込み後〜受け取るまで

成績表を郵送

申し込み時に選択した方法で、IFCSに成績表を送ります。
私の場合は、郵送でIFCSに送りました。

成績表を送付する際の注意点

✔️ 急いでいる場合はとくに、速達で、トラッキング機能つきで送りましょう。
✔️ 私はUSPS(郵便)で速達で送りましたが、翌日には到着しました。

受領

こちらも、申し込み時に選択した方法で受け取ります。

申し込みから3営業日後に、無事郵送で送られてきました
同時に、EメールでもPDFドキュメントで送ってくれて、すぐに確認することができてありがたかったです。

金額について

今回、トータル245ドルでした。
大学院に頂いたクーポンコードで10ドル割引があったので、定価だと255ドルです。

WESで同じ条件で見積もると、270ドルくらいしたと思うので、定価でもIFCSの方が安いです。

今回IFCSで利用したサービス
  • Course by Course での評価
  • 3営業日納期
  • 郵送での受け取り

生まれて初めての、「成績表を信用評価機関で評価する」という作業でしたが、なんとか無事に終え、評価後の成績表を出願大学院に提出することができました。

日本の大学を出てからアメリカ大学院にいかれるみなさん、日本の大学院に行く場合には発生しないような手続き等、同じ道を通る方が多いと思うのですが、一緒にがんばりましょう〜。

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Twitterもやってます(ニューよう子 @ny_detour)

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