
以前ニューヨークに住んでいた友人が何人かトルコに住んでいて、前から熱烈に来い来いと誘ってくれる。
「今度、遊びに行くね」と言っているうちにパンデミックになってしまい、いつの間にか、「遊びに行くね」の言葉は完全に社交辞令にしか聞こえない雰囲気になってしまった。
1年くらいタイミングを見計らっていたが、ここニューヨークではワクチンもかなり普及して、誰もが平常を取り戻そうとトライしているし、現状トルコは、条件によっては渡航後の隔離期間がなく、外国人が入国することを比較的奨励している。
こんな時期ではあるが、友人と疎遠になりすぎないうちに、トルコに訪ねに行く場合に備えて、入国制限について調べてみた。

ところで渡航には何が必要だろうか?
目次
トルコへの入国制限(どこの国から来たかで異なる)
国別の入国制限
2021年9月4日に新しいルールの発表があり、下記の条件になっている。
トルコ航空のWebサイト「国別の入国制限(Country-specific entry destriction)」に記載の内容をできるだけ分かりやすくまとめてみた。
【1】ブラジル、南アフリカ、ネパール、スリランカ
・基本的に現状は入国禁止
・ただし、トルコ経由のトランジット便の利用はOK
・他の国から到着したが、過去14日間に対象国に滞在歴のある乗客は、到着前最大72時間以内のPCR陰性証明の提出が必要、かつ指定の場所で14日間隔離される(※宿泊・移動費用は乗客負担)
隔離された場合は、隔離が終わる14日目に再度PCR検査があり、それが陰性だった場合に晴れて自由の身になる。
万が一、到着時や隔離終了時のPCR検査が陽性だった場合は、その結果が出た日から14日間隔離される。
【2】バングラディシュ、インド、パキスタン
▼下記2つの書類があれば、隔離免除
・到着前最大72時間以内のPCR陰性結果証明
・ワクチン接種完了後14日経過した証明
・他の国から到着したが、過去14日間に対象国に滞在歴のある乗客も同様
・必要書類を提出できない場合は、指定の場所で隔離され、隔離10日目に実施するPCR検査で陰性であれば隔離終了
隔離時のPCR検査結果が陽性の場合は、関係当局が定める実際の規則に沿った措置を講じなければならない。
【3】アフガニスタン
・過去14日間にアフガニスタンに滞在歴がある場合、トルコ入国前に最大72時間以内のPCR陰性証明を提出必要。さらに、指定の場所で10日間隔離。(※宿泊・移動費用は乗客負担)。隔離7日目終了時に実施するPCR検査の結果が陰性の場合、隔離終了
・アフガニスタンから飛行機で入国する場合、トルコに居住許可または就労許可を持っているアフガニスタン国民は、それらの許可証を提出することで飛行機に搭乗することが許可される。これらの人々はホテルの隔離を免除され、居住地で隔離期間を過ごすことが可能。トルコへの最初の入国地がイスタンブールまたはアンカラ以外の都市である場合は、自家用車でのみ居住地に行くことができ、国内線飛行機や公共交通機関は利用禁止
・アフガニスタンから到着するトルコ市民は、ホテル隔離を免除され、居住地で隔離期間を過ごすことができる。トルコへの最初の入国地がイスタンブールまたはアンカラ以外の都市である場合は、自家用車でのみ居住地に行くことができ、国内線飛行機や公共交通機関は利用禁止
【4】イギリス、イラン、エジプト、シンガポール
・トルコ入国前最大72時間以内のPCR陰性証明を提出
【5】日本やアメリカなど、その他の国
・入国する14日以上前に新型コロナウイルスワクチンを接種したことを証明する文書または過去6ヶ月以内に新型コロナウイルス感染症に罹患したことを証明する文書を提示
・上記文書を提示できない場合は、到着前72時間以内に受検したPCR検査の陰性証明書または到着前48時間以内に受検した迅速抗原検査の陰性証明書の提示が必要
全員登録が必要な入国フォーム
トルコ入国に際し、全員登録が必要な入国フォームがあり、出発前72時間以内にこちらで登録する。
登録完了画面に、登録内容とQRコード等が出るので、そこをプリントアウトするかスクリーンショットを撮って、空港で求められたときには見せられるようにしておく。
▶︎ トルコ入国フォーム(英語サイト)
まとめ
トルコ入国に際し、日本もしくはアメリカから渡航する人のToDoまとめは下記の通り。
