ニューヨーカーツアーガイドと語ったNYの楽しみ方

ニューヨークにも本格的な冬到来。地球温暖化で積雪量は減っているけど冬は寒いのがニューヨーク。普段から速足で有名なニューヨーカーが寒波から逃れる為に前を向かず倍速で歩こうとするのにのまれないようにするのも一苦労。ストレスの原因だ。「でもね、せっかちで無関心なイメージだけどニューヨーカは優しいよ」と語ってくれたのはニューヨークでツアー会社を営むアメリカ人女性ガイドのYさん。恥ずかしがり屋で情報は非公開ですが、2023年現在のニューヨークの楽しみ方のヒントをくれた。

意を決していざニューヨークへ!!旅行は計画をたてる時から始まる。友人に言ったりして浮き足立つ。花が彩る春はニューヨークのアイコン公園探索、夏は音楽と食の祭りが沢山、秋は紅葉に加えて9月と10月はイベントが多いの。そして冬、11月はまだいいけど12月から2月。雪が降り続けるってことはなくなったけど、横っ風が吹く日は本当に寒い。1歩も出たくない日々が続く。だけど、Yさんが観光にお勧めするをスマートのニューヨな旅行時期は1月と2月という。

「ニューヨークはいつきたって絵になる街。問題はお金と時間。大まかに旅行者には参加したいイベントにくるタイプと街全体を観にくるタイプの2種類に分かれるね。限られた日数でニューヨーク観光を遂行するなら極寒の冬がお勧め。なんたってお金も安いし、時間も驚くくらい短縮できるわ。寒気は夜景が綺麗にみえる。滞在期間中の1日に雪が降るってのもいい思い出になるんじゃないかな。私たちにはあたり前の冬景色も温かい地域の人たちには雪降る街ではしゃぐって特別なはず。冬季限定の食べ物を食べれば一生忘れられない味になるかもね。1月にはレストランウィークもあって格安で気になっていたお店にいけるわhttps://www.nyctourism.com/restaurant-week/。日本には行けないけど冬にニューヨークで食べたラーメンが衝撃だったっていう人も多いよ」とYさんはアドバイスをくれた。

スポンサーリンク

オブザーバーデック(展望台)は必須 

ミッドタウンは変わらず旅行者にとってトレンド。ブロードウェイにセントラルパーク、そしてエンパイアステートビルディング。タイムズスクエア周辺のホテルに宿泊するとどこへ行くにもアクセスは便利で時短に関してはベスト。今年もサンクスギビングからクリスマスにかけて多くの観光客がいた。

なんだかんだ言って、ニューヨークのアイコンはエンパイヤーとYさん。正直に混みすぎていて長く待つイメージがあると伝えると「暇な時期でもセキュリティチェックまでで45分はかかるかな。大きな荷物や、折り畳めないベビカート、あとプロ用カメラとかは持ち込み禁止。スムーズにセキュリティーを通ることも時短になるから身軽でくる事をお勧め。そんなに待ちたくないとか、他にも展望台があるからっていう理由でエンパイアを避ける傾向もあるけど、やっぱり上がっておけばよかったって後悔する人も多い。旅行最終日、自分らが巡った街を目に焼き付けると何でかこれから頑張ろうってなるからまさに王道」

エクスプレスパス(スキップライン)を勧められたけど、待ち時間完全排除っていう訳ではなく最低でも15〜20分はセキュリティーで待つことになる。限られた日数の限られた時間という旅行者で、『待つ為にニューヨークに来た訳じゃない』っていう場合はエクストラで払ってパスを買うか、深夜に行くことが効率がいいとのこと。映画なんかで観るエンパイヤーからの風景は86階の野外展望台のメインデック。102階の展望台は室内展望台で、どちらを選ぶかで値段も待ち時間も変わるし、多少、景色も変わる。102階は待ち時間が早いけど料金が高い。けど冬は室内の102階でしょう。滞在期間中の天候を確認しておく必要がある。景色が天候に左右されると言う点はどのオブザーバーデックも同じ。

そこでone world observatory 、911メモリアルにある展望台は観光客フレンドリーなサービスがある。訪問日の天候が優れていない場合、チケットを別日に変えてくれる。どの程度の景観で変更可能かは定かではないが、Yさんいわく多くのお客様が満足をする結果となっていると教えてくれた。ニューヨークで最高層の新しい展望台はスペースも広い。子供を飽きさせない演出が散りばめられていて待ち時間対策もされている。展望台付近には2時間と3時間のダウンタウンニューヨークを観光するツアーバス、6時間のニューヨーク全土を周るツアーバス搭乗口があるのでプランに入れておくと巡りやすい。

さらに、2023年12月から始まった『The Beam』の新アトラクションで話題を集めているのがロックフェラセンター。ニューヨークの有名な写真、Lunch Atop a Skyscraper、労働者が鉄筋の上で休憩する姿を体現することができる。笑顔な写真が多いけど結構怖そう。https://www.rockefellercenter.com/magazine/arts-culture/new-attractions-at-top-of-the-rock/

ニューヨークのアイコン、エンパイアで中心からニューヨークを眺めるか、ダウタンタウンの最高層からブルックリン方面を加えて観るか、それともスリルを楽しみにロックフェラーのThe Beamに挑戦してみるか。旅行後のアンケートで展望台からの景色をスキップしたことを後悔する方々が多いというので、是非とも上手に旅行プランに組み込んで欲しい。

基本は焦らずルールを把握をしていると楽しめる(嫌な思いをしないために)

ニューヨーカーは歩くのが早い。観光客は瞬間を逃さないようにカメラを向けるし、正確な電車に乗るために携帯をみる。タイミングが合っていないと人同士の衝突が度々起こるから。道いっぱいに広がって歩かない。通行人を優先させてからシャッターチャンスを待つように注意するわ。気をつけてもらいたいのは地下鉄の利用。『この駅で、この改札で合っているかな〜〜』って階段と改札口付近で携帯を開いて確認するのは衝突原因になる。下手をしたら階段から転がり落ちる可能性もあるので絶対に駄目。改札周りには充分なスペースがあるから道を開けて焦らず自分の乗るべき電車を調べればいい。もうひとつ、家族や団体で旅行している時の駆け込み電車、ドアをホールドして団体が乗れるのようにして発車の妨げをしないことね。ドアもけっこう力強く閉まろうとするから怪我しないように次の電車を待って欲しいという注意喚起。実際、私も知らない駅を使う時に不安で咄嗟に携帯を開いて確認してしまって迷惑かけてたことがあるので十分気をつけて欲しい。

「シティーバイクの利用も新しい問題。バイクパスができて観光者も自転車移動が可能になった。下手に電車を待つよりさっさって行ける距離なら断然早い」とYさん。これも激しく同意。日本からきた友人が日本の田舎道を乗っている感覚だったのか、セントラルパークで蛇行しながら乗って後続車に怒鳴られた。パークは普通車に加えてランナー、競技用サイクリストが入り混じっているから特に気をつけないとね。自転車レーンは自動車扱い。進行方向に真っ直ぐ。蛇行運転して衝突したら訴訟もの。人気のブルックリンブリッジとセントラルパークの自転車レーンに関しては本当に気をつけて欲しい。止まらず進むのが鉄則。写真を撮りながらと考えるのならば思っている倍以上、警戒して欲しい。歩行者はバイクレーンを歩かない!

余裕があるのならば 知っておいた方がいい

「注意ってわけじゃないんだけど…」

「チップよ」

確かに。SNSのショート動画とかでチップは15%でいいという情報が拡散されていたりするね。あれって結構、荒れる。

ニューヨークは『特別』っていうのを付け加えないといけない。旅行の醍醐味って現地の人と仲良くなるのもあると思う。レストランなんて触れ合いの場所。故郷の味を食べたくなる場合もあって、ニューヨークで働く同郷の人と話して落ち着くなんてことは茶飯事よ。でね、お会計でチップを払わない、『自分の国にはチップ文化がない』とか『15%とガイドブックに書いている』とかで別れ際にギクシャクする感じになるんだ。

18−22%を推奨している。『私らに関係ないわ』って突っぱねる人もいるけど、多くのレストランは最低賃金が適用されていない。チップを含めての金額で最低賃金を満たされるんだよね。もちろん、いいサービスをしてくれるのが前提だけど、基本はトータルに20%上乗せする気持ちで外食しないといけない。観光客が主客のお店はあらかじめGratuityと書かれた項目に数字があればチップを含んだ額がトータルだから余計にチップをおかなくていいんだけど、観光客はさらに置いていくケースも多い。本当は先に店員さんが言ってくれるのが親切なんだけどね。ウーバーやタクシーは彼らの時給から考慮すれば15〜20%、冬場のコートチェックチップは$1〜から上限なし。きちんと相場を知っておくと笑顔で『have a good day or good night』で送り出されて言葉通り良い日々で旅を終えられる。

観光客が現地民と喧嘩していると残念に思う。異文化が混じっているニューヨークだけど、ニューヨークという土地の郷の上に成り立っているということだ

ブロードウェイチケット安く購入する方法

やっぱり人気ブロードウェイ。ハミルトンを筆頭に人気のチケットは手に入りにくい。チケット販売アプリが沢山あるから以前よりもチケットブースで買う列が減ったけど、格安でチケットを求める場合は劇場のラッシュチケットで購入しないといけない。寒い早朝にのに待つのはごめんだなと嫌煙されがちだが、そういう人が多いからこそ手に入りづらいチケットが買えるチャンスがある。超人気のショーならば朝5〜6時に並び始める。そこまでのショーは10時のブースオープンに間に合うくらいで手に入る。チケットは限りあるだろうから、並び損はいやだなとYさんに伝えた。

「そういう場合にあるのが、スタンディングルームのチケットとキャンセリング待ちのチケットね。実はね、スタンディングルームってオーケストラの間近で2、3時間のショーを立ち見できる。足腰に自信がある人だったら格安で臨場感溢れるところから観れる穴場。ロタリーチケットもあるわね、その名の通り抽選券。仲間同士で座れる保証はだいぶ薄いけどショーはみれるわ」

ジェネラルラッシュチケットは劇場のチケットブースに直接買いにいく方法。ほとんどのチケットが1人2枚買えるので、人数に合わせて一緒に並ぶ人数を選別するべき。VIP用パスを持っている人が来ないとかで最前列席がポツンポツンと空いているケースが多く、隣席で観れる確率は低いけど、どのみち鑑賞中は話もできないから。アプリ等で先行で買うのは確実だけど、高額なサービスチャージが乗っかてくる。どうしてもブロードウェイのこのショーが観たいって人は確実なチケットを購入すべきだけど、何となく観たい場合はラッシュチケットで購入すればセービングマネーして他に予算を回せる。

別のチケット販売にはディスカウントチケット(TKTS)売り場でサウスストリートシーポート、ダウンタウンブルックリン、リンカーンセンター、そして劇場街にある。劇場街以外では次の日のディスカウントチケットも購入できるけど、劇場街のディスカウントチケットは当日限定だから気をつけて。最大50%オフでチケットを取れるよ。絶対これしか観ないって決めていると厳しいからあらかじめ4、5目星をつけたショーを言えるとどれかのチケットは取れるはず。ちなみにディスカウントチケット販売所は朝11時からね。ラッシュチケットには学生割引や35歳以下割引がある。

TKTS (チケット販売サービスサイト) https://www.tdf.org/discount-ticket-programs/tkts-by-tdf/

さらにピンポイントで格安チケットを狙うならば2月世と9月の年2回、2for 1 の価格でチケットを購入できるブロードウェイウィークがある。2024年2月分のチケットは1月9日から開始される。ショーの詳細等は近々で発表されるからサイトをチェックしておくのがお勧め。https://www.nytix.com/articles/broadway-week

割引をいかに活用するかが肝。例えばエンパイアで並ぶのが嫌でファストパスを購入して時間を有効利用したのならば、ラッシュチケットで割引を使って差し引くかディスカウントチケットで買う!!ネットで買わない限りチケット販売で並ぶのは避けられない。ならできるだけ安く買ってしまえ!!ってこと。これで時間もお金もプラマイゼロかな。それでもブロードウェイが見れなかった人にはブロードウェイのホラーツアーがお勧め。ペイアズウィッシュ。歴史ある劇場、表舞台をめぐる怨念がただようのかな。あとはグリニッチビレッジのマリーズクライシスカフェmariescrisicafe.comがいいよ。歴史あるピアノバーでミュージカル音楽ばっかり流れてみんなで歌って気分を味わえるわ

ショーは別にっ…。劇場の雰囲気だけで十分って人はペイアズウィッシュのゴーストツアー、どの劇場にもいわくがあるらしい。

以外に多いゴーストツアー!!ttps://www.theghostbustours.com/york/#:~:text=The%20tour%20lasts%20approximately%201,the%20best%20choice%20of%20seats.

やっぱりお金と時間が…無料でも楽しめる施設とイベント紹介

『ニューヨーク観光したいんだけど』って尻込みしている意見をよく聞く。ホテルは高いし食事するのもチップ込みでって見積もっていたらあっという間にバジェットを越えてくる。けど、ただ又は格安で美味しい物を食べれるのもニューヨークの裏側。

ミュージアムはピーク時間を避けて夜に行くっていうのも賢いかもね。曜日が合えば夜に無料で名画を堪能できる。メジャーどこの夜の開館時間は以下の通り。メトロポリタンミュージアムが木曜日と金曜日が9時まで、ホイットニーミュージアムは金曜日に10時まで、モマは金曜日に9時までで無料ね。時間とお金に限りがある旅行の場合はアプリや格安券を使って上手に旅をすることね。それを超える超効率的な旅行方法があるけど知りたい?

各ミュージアムのフリーな日を紹介するサイト

https://www.nyc-arts.org/collections/35/free-museum-days-or-pay-what-you-wish/

注)pay what you wishはドネーション形式。自分で払いたい金額でどうぞ!!

食事に関してはクイーンズ。マンハッタンのミッドタウンから電車の乗り換えなしで20分のクイーンズエリアで宿を取ってメッツスタジアム球場へ向かう方面に向かえば食の宝庫が存在する。エスニック料理等は本場の味に近く、郷土料理を食べたいニューヨーカーは足を伸ばす。他の地域に比べれば地価が安くニューヨークでレストランを開きたい人たちが最初に腕を試す場所となっていて、やっぱり最初は本気で勝負しているので味もうまい。今、多くのマンハッタンで手広くビジネスを展開しているお店のクイーンズ発祥だったりする。夏場にはクイーンズナイトマーケットというのがメッツスタジアム近くで開催されるが他のストリートフードマーケットにはない異国籍料理が楽しめるのが特徴でお勧め。    

一口サイズの異国の食を試せる夏の夜祭 https://queensnightmarket.com/

夏はムービーナイト、公園やルーフトップバーで寝そべりながら映画を鑑賞できる。サマーステージは音楽イベントでフリーで観れるものも多く、ただでレジェンド級の音楽を鑑賞できるチャンスがある。中でもニューヨークフィルハーモニック楽団がセントラルパーク等で開催する壮大なフリーコンサートは超絶人気で日没前からのピクニック気分を味わい、夕べからハーモニーを堪能して最後に花火で飾ってくれる。私の夏のお決まり行事

チェルシー地区のギャラリーは鑑賞無料、有名建築家が建てた建造物を眺めるのも意義がある。

セントラルパーク、ワシントンスクエアパーク、トンプキンソンパークなどにもパーフォーマーがいるし、かつては危険なイメージが多かった公園はだけど、今は子供が遊べる為の開発で各公園それぞれ個性ある遊具で無料で自由に子供と遊べる。ブライアントパークにはキッズ図書館、テーブルゲーム広場、卓球などのアクティティエリアがあ存在し、夏場にはフリーの映画に音楽祭が開かれるステージがあり、冬場にはスケートリンクが設置されホリデーマーケットを探索できる。ブルックリンダンボ地区にあるメリーゴーランドはタダではないけど子供を乗せてマンハッタンをバックに写真を撮れてアルバムに残る1枚になるのは間違いない。

お子さんを連れてくるとなると劇や長時間待つアトラクションは敬遠されてしまうが、無料で遊べる施設で十分にニューヨークを満喫できる。アメリカンミュージアムオブナチュラルヒストリー(上記リンク参照)とチルドレンズミュージアムオブマンハッタンhttps://cmom.org/ways-to-save/の無料日を予定に組み込むのも選択肢の1つだと思う。冬は少し遠出になるかもだけどニューヨークボタニカルガーデンのホリデートレインショーがお勧め。幻想的なミニチュア世界はカップルから家族連れも楽しめる屋内イベント。https://www.nybg.org/event/holiday-train-show/?gad_source=1&gclid=Cj0KCQiAj_CrBhD-ARIsAIiMxT--xogFfU-5qh6htCqG2cXoiOuh9scvPVhIpL0j6bNfl6YiqT0hTToaAqFnEALw_wcB

一括、シティパス

Yさんはニューヨークにはシティーパス

Yさんはニューヨークにはシティーパスhttps://www.citypass.com/new-york-c3という時間とお金をセーブできる観光パスも有効利用してみることも勧めてくれた。各会社によってサービスが違うが、最大50%セーブできるパスは大概はエキスプレスラインだから長蛇に並ばなくてよいメリットもある。ただ、パスを買って元を取ろうとがんじがらめになってしまい良い思い出作りとはならないケースもある。かといってパスを買って使わないでいると損をする。どこが優良のパスを扱っているとは言い難いらしいが、1日から3日以内にいける1つから3つのアトラクションを自分で選べるパスを勧めてくれた。オールデイ、全てのアトラクションに適用されるパスに比べるとディスカウント率は劣るけど、最大30%オフはしてくれるし、無理のないスケジュールを組むことで旅行中に気になったところへも行ける余裕ある時間を確保できる。実際、オールインクルードのエクスクルーシブパス系を消化するのはなかなかに難しいとのこと。

最後に

今年は嬉しい発表があった。ニューヨークホテルウイークが戻ってきた。期間は1月3日から2月4日の間、ニューヨーク周辺150のホテルに24%オフで宿泊ができる。ACEホテルを筆頭に有名どころなオシャレなホテルも名を連ねている。https://www.nyctourism.com/nyc-hotel-week/

1月2月はニューヨーク観光をお勧めする格安プロモーションが盛りだくさん。上手に組み合わせれば時短で割安で遊べるはず。

ニューヨークマラソンのような大きなイベントと重なると交通網等が麻痺するのでそのイベントに参加する為に来ない場合は若干時期をずらすのが時間もお金もセーブできるという事も教えてくれ、1年中楽しめるニューヨークを満喫していってくれたらと歓迎してくれた。それではまた。

スポンサーリンク

Twitterもやってます(ニューよう子 @ny_detour)

おすすめの記事