

毎年塗り替えられるこのアート、今とっても綺麗で見応え抜群です!
以前、穴場のインスタ映えスポットの歴史あるストリートを紹介しました。
今回も歴史のあるストリートなのですが、少し趣が異なり、路面に美しいアートが施されています。
こちらもインスタ映え間違えなしの必見スポットですが、調べてみるとものすごく暗い過去があることも分かりました。。
目次
インスタ映え間違いなし!美しい路面アート
マンハッタン中華街の中心部に位置する、ドイヤーズ・ストリート。
ほんの数十メートルの、L字型をした短い通りです。
まずは写真をご覧ください。



毎年、このように路面アートで華やかに彩られるんです。
今年は、ニューヨークを拠点とするチリ生まれのストリートアーティスト、フェルナンデスさんによってペイントされたそう。
6月22日にお披露目されたばかりなので、まだとっても綺麗!
時間の経過とともに、だんだんと薄くなって見えなくなってしまう儚いアートなので、ビビッドな状態で見たいなら今がチャンスです。
実はマンハッタン中華街で最も古い通りのひとつ
名前の由来は、土地を買ったドイヤー氏
通りの名の由来となった、ヘンドリック・ドイヤー (Hendrik Doyer) さんは、18世紀のオランダからの移民で、1791年にバワリーに面した土地を購入し、そこが現在のドイヤーズ・ストリートになったようです。
現在、通りの真ん中あたりに郵便局、その場所は蒸留酒製造所、バワリーに面した角は酒場、1893年から1911年まで、中国語専門の劇場もあったそう。
今では想像できない血塗られた過去
1900年代初め、この場所でギャング同志の争いが頻繁に行われており、「Murder Alley(殺人ストリート)」として知られていました。
ドイヤーズ・ストリートがL字型なのを利用して、ギャングは通りの反対側で鉈(なた🪓)を持って待ち伏せし、角を曲がったときに攻撃する、ということをやっていて、通りの急カーブは「The Bloody Angle(血まみれの角)」という呼ばれてたそうです。
怖すぎる。。今と昔のギャップすごいですね。。
チャイナタウンで一番古いレストラン「南華茶室 (Nom Wah Tea Parlor) 」も
ストリートのちょうど真ん中、「血まみれの角」(今は血なんてないよ!)のあたりに飲茶屋さんがあります。
南華茶室 (Nom Wah Tea Parlor) は、1920年からやっているレストラン。
一説によると、このお店がこの中華街で最初にオープンしたレストランだそうです。
小籠包や飲茶、中国家庭料理が、リーズナブルな価格で、すごく美味しい大好きなお店です。
南華茶室 (Nom Wah Tea Parlor)
13 Doyers St, New York, NY 10013
ドイヤーズ・ストリートはどこにある?
ドイヤーズストリートは、マンハッタン中華街の中にあります。
- チャイナタウンのメインストリート、「モット・ストリート(Mott Street)」を南に向かう
- 教会のすぐ手前の「ペル・ストリート(Pell Street)」を左折
- 数十メートル進むと、右手に折れる道があり、そこが「ドイヤーズ・ストリート(Doyers Street)」
歴史のある通りにある、歴史のあるお店で、美味しい小籠包を楽しみながら路面アートも堪能できるこのストリート。
老舗のお店もたくさんあるので、チャイナタウンに行く機会があるときは、ちょっと寄り道してみてもいいですね。