当時、アメリカの大学のエクステンションに目指していたのですが、入学条件としてTOEICスコア700点の提出が必要でした。当時の私のスコアは605点。。
入学に向けて、短期集中で勉強した話です。
目次
勉強開始前のTOEICスコア
会社でも底辺の落ちこぼれ
お見せするのも恥ずかしいですが、渡米前、会社の制度で受験した(させられた)ときののスコアがこちらです。
リスニング350点、リーディング255点の合計605点。
当時、大手のグローバル企業で、海外出張にも頻繁に行く部署で働いていたのですが、同僚はほとんど帰国子女や留学経験者で、TOEIC満点は当たり前、の人たちが多かったです。
そのため、この点数は誰にも言いたくないくらい恥ずかしいものでした。。
時間内に解答できたことなんてない
この頃に何度か受けたTOEICの記憶では、まず時間内にすべて解答できたことは一度もありませんでした。
最後の長文問題などは、問題も読まずすべてヤマカンでマークシートに記入していました。
一般的に、「日本人はグラマーが得意で、TOEICではリーディングのほうが点数が取れる」と言われていますが、中高とまったく英語の勉強をしてこなかったため、日本人として得意であろうはずのグラマーも全く身についておらず、、
このときのリーディングは、選択回答式のTOEICテストで、逆に狙うのは難しいのではないかと思われる「ほぼ半分の正解率」の255点。
リスニングがなぜ350点取れているのかは謎ですが、おそらく日本人特有の「空気読んでナンボ」能力で乗り切ったのではないかと思います。(要はまぐれ)
使った教材はこれ1冊のみ
「TOEIC L & Rテスト これ1冊で800点が取れる!」です。
これ1冊のみを使って勉強をしました。
この教材を選んだ理由
教材は1冊に絞りたかった
アメリカの大学のエクステンションコースに留学しようとしていたのですが、入学にはTOEIC等の英語スコアの提出が必要でした。
直近の受験日は、1ヶ月後。
「何冊も教材を買うよりも、1冊を何度もしっかりやれ」という勉強のセオリーをよく聞くので、何か1冊を集中的に勉強して、なるべく早く英語スコアの条件をクリアしたいと考えました。
入学条件の700点を超えるため、目標を800点に置いた
目指しているアメリカの大学のエクステンションコースに必要な英語スコアは、700点以上(リスニング300点以上、リーディング300点以上)でした。
当時のスコアは、遠く及ばない605点、、約100点上乗せしないとクリアできません。
「700点を超える必要があるため、とりあえず、その少し上の800点を目指そう」と思いました。
そして、800点を目指すとして、分かりやすく刺さったのがこの教材でした。
実際やった勉強方法(合計40時間)
毎日のルーティンに組み込む
毎日、仕事が終わったあとの2時間を、TOEICの勉強時間にすることを決めました。
あまり長くても自分の集中力が持たないと思ったのと、日々のルーティンに組み込むことで勉強の煩わしさを軽減できるのではないかと思ったので、毎日無理なく続けられる2時間は絶対に机に向かうことにしました。
その上で、気分がノッたときや、集中が続いたときは、2時間を多少オーバーして勉強することもありました。
単純計算で、2時間 x 平日5日 x 4週間(1ヶ月) = 合計40時間 + α(気分がノッたとき)
が今回勉強した時間になります。
リーディングのみにフォーカス
必要な取得スコアは、
700点以上(リスニング300点以上、リーディング300点以上)
それに対し、現状のスコアは、
605点(リスニング350点、リーディング255点)
よく見ると、リスニングは既に条件を満たしているではありませんか!(まぐれだけど)
圧倒的に足りないのはリーディング、100点近く伸ばす必要があります。
ということで、限られた時間の中で、今回はリーディングパートのみを勉強することに決めました。
とにかく書いた
やったことは非常にシンプルです。
リーディングパート(Part 5〜7)の問題を頭から順番にやりました。(リスニングパートは無視)
ただ、次のような方法で問題を解いていきました。
- 穴埋め問題でも、解答の単語だけでなく、文章すべてをノートに書く
- 間違えた問題は、その文章を再度5回繰り返して書く
これだけです。
とにかく文章をたくさん書くことで、英文の構成やリズムを体に叩き込み、何か異なるものが出てきた場合は自分の感覚で違和感を感じられるようにしたいと思いました。
このときは、それが正しいやり方なのかは確信がありませんでしたが、「とにかく試してみるべし」と無心でやっていきました。
結果、1ヶ月後のTOEICスコア
前回よりも155点アップ!
1ヶ月、合計40時間、英文を書きまくった結果のスコアがこちらです。
リスニング395点、リーディング365点の合計760点。
前回よりも、155点アップ(リスニング +45点、リーティング +110点)です。
目標にしていた800点には及びませんでしたが、目指していた大学エクステンションコースの入学条件である700点は無事にクリアすることができました!
※ それでもまだ人に自慢できるようなスコアではないですが・・・笑
そして注目すべきは今回勉強したリーディングパート、110点アップの365点。
なぜかリスニングパートも395点と、前回より45点アップしています。
言語学習は「聞く」「話す」「読む」「書く」をバランスよく鍛える必要がある、と同時に一つのパートを鍛えることでその言語への理解が深まり、他も引き上げられる、と言われます。
まさに「リーディングを鍛えたらリスニングもついでにアップした」ということかと思います。
明らかに違った受検の感触
このときのTOEIC受検で、初めて「時間内に全ての問題を解くことができた」という体験をしました。
前回までのように、焦ってマークシートをヤマカンで埋めることもなく、全ての問題をきちんと理解して、考えて解答することが出来ました。
TOEICでは、リスニングパートはアナウンスのディレクションで決められたペースで解答していきますが、リーディングパートは自分でペース配分をする必要があるので、今回きちんとリーディングパートも時間内に出来たのは、まさにリーディングにフォーカスして鍛えた結果かもしれません。
以上、1ヶ月40時間でTOEIC150点アップしたときの方法でした。
スコアアップしたとは言え、本当にまったく自慢できるような点数ではないので恐縮なのですが。。
2年前の話で、それからTOEICは受けてないので今のスコアは分かりませんが、今度また受けてみようと思います!(変わってなかったらどうしよう汗)