英語力アップしたいと思ってアメリカに住み、語学学校に行って、友達も作って、毎日英語で喋って、、と、気付いたら周りは英語第二言語の友達ばかりで、自分と同じような英語レベルで会話しあう、、ってよくある。
それはそれで楽しいし、お互いに切磋琢磨できるからいいのだけど、、
やっぱりネイティブスピーカーのお友達が欲しい!ネイティブと喋りたい!
ここはアメリカ、ネイティブスピーカーがたくさんいるはずだし、生きた英語やボキャブラリーを吸収したい!せっかく在米しているのだからそれを生かさねば!と息巻いたところで、そんなに簡単に友達ができるはずもなく。。(そもそも日本でも友達作るの難しい。)
そんなときに友達に教えてもらったのが、Language Exchange。それで出会えたネイティブ友達と、今も仲良く関係を継続することが出来ているので、それぞれの出会い方、Partnerとしてやっていることなど書き留める。
Language Exchange とは
Language exchangeとは、違う言語のネイティブスピーカー同士がそれぞれの言語を他方が学ぶのを助け合うことを言う。(Wikipediaより)
要は、「英語を学びたい日本人」と「日本語を学びたいアメリカ人」が友達になって、お互いの母国語を教え合うパートナーになる。
Language Exchange のメリット
日本人がとくに苦手なスピーキングが鍛えられる
本を読んだり、Netflixをひたすら英語字幕で観たりするのも良いけど、どちらもあくまでも読む・聞くのインプット。自分を始め多くの日本人は圧倒的にアウトプットが足りてないように感じる。
そんな日本人の苦手なスピーキングを鍛えることができる。
しかも、お互い「言語を勉強しようね」というテイで会話しているので、間違っても全然大丈夫!お互い様。
生きた英語が学べる
日本語にも流行語があったり、若者が使いがちな言葉、おじいちゃんおばあちゃんの言葉、があるように、英語だって常に変化している。教科書や本の言葉はたまに古かったりするし、街角で耳にした知らない言葉を辞書で引いても出てこない、ということはよくある。
Language Exchangeでは、そういった辞書にも載ってないようなボキャブラリーや、教科書よりもっと自然な言い回しなどを思う存分質問したり教えてもらうことが出来る。
図らずも日本語の勉強にもなる
Language Partner は、「日本語を学びたいアメリカ人」なので、日本語についての質問をたくさんされる。そして、その質問には、大抵答えられないことが多い😅
というのも、私たちは日本語のネイティブスピーカーなので、普段喋るときに「これはサ変動詞だから変格活用は・・」とか、文法について考えたり意識したりせずに自動で喋ってる。
でも、日本語を学んでいるパートナーからは、「コーヒー”でも”いい」の”でも”と、「Butという意味の"でも"」は何が違うの?とか聞かれたりする。直感的にまったく違うことは分かっても、噛み砕いて説明するのはすごく難しい。(というか、考えたことないw)しかも英語で説明!!
Language Exchange をしていると、英語の勉強はもちろん、同時に日本語の勉強にもなることがよくある。
Language Exchange パートナーの見つけ方
コネなしでも、専用サイトで探せる
私の場合は友達に紹介してもらったりしたが、専用のサイトがあるのでそこで探すことも可能。
▶️ Conversation Exchange
▶️ Lexody
自分の英語レベルに合った相手が望ましい
基本的には一緒に勉強するパートナーなので、お互いの言語レベルもさまざまだが、あまり自分の英語レベルに自信がない場合は、多少日本語スキルの高いパートナーが良いのではないかと思う。
もし相手の日本語スキルがまだ初心者レベルのパートナーだった場合、お互いの共通言語が必然的に英語中心になってくるので、日本語に関するほとんどの説明を英語でする必要がある。
問題なく説明できるレベルであれば、むしろ説明することで英語力アップにもつながるので逆に日本語初心者レベルのほうがよかったりもする。
自分の、そして相手の言語レベルに合わせてパートナーを探そう。
Language Exchange のルール
これは完全にパートナーによるが、ルールを決めてやりたい人もいる。例えば、1時間会って話す間に、英語タイム30分+日本語タイム30分など。
反対に、私もそうだけど、ただ喋るだけであとは何でもOK、っていう人もいる。どちらもそうだったら問題ないけど、お互いに心地よいほうがより長く楽しく続けられる。
- どのくらいの頻度で会うか
- どこで会うか
- どうやって勉強するか
とかは、最初に何となくお互いの考えを共有して、双方がストレスなく続けられるようにしたい。
わたしのLanguage Exchange体験(継続中)
これまで、3人のLanguage Exchange パートナーと出会い、幸運なことに全員と現在も友達として関係を構築できている。
面白いことに、Language Exchange パートナーとしての関わり方は3人とも全員異なる。
Language Exchange 実例
Abbie(女性・日本語ビギナー)
普段は音楽系の先生をしているAbbie。日本人友達が留学を終えて日本に帰国ことになり、それまで一緒に勉強してきたLanguage Exchangeパートナーを引き継ぐことになり出会った。
日本語はビギナーレベル。ひらがな・カタカナは読めるけど、意味は理解していない。
なので、彼女との会話は基本すべて英語だった。
週に1回、3時間から長いときは6時間、わたしのアパートのロビーで勉強するスタイル。
すっごく勉強熱心で、毎週、たくさん質問を書き留めて持ってきてくれた。
Jack(男性・日本語上級者)
週に1回。わたしの通っていた大学と彼の家がすごく近くて、ちょうどその真ん中位置にあるカフェで会うスタイル。
日本在住経験があり、日本語がすごく上手。彼の要望で、英語Only 1時間+日本語Only 1時間、でやっていた。コロナで自粛生活になって頻度は減ったが、Skypeを使ってオンラインで会っている。
お互いの仕事で気になった点やボキャブラリー、アウトプット(資料等)のチェック等をしたりもする。
難しい言葉のディティールを理解できるように細かく説明してもらうのに、日本語で確認できるのはすごくありがたい。
Walt(男性・日本語中級者)
とくに頻度は決めず、お互いの時間の合う時に会っていた。会ったときも時間をとくに決めるまでもなく、お互いの近況等を喋る感じ。バーや居酒屋で飲みながら会ったり、最終的には奥さんも交えてバーベキューなんかもして、Language Exchange パートナーというより、最終的には普通の友達に近い付き合い方になっていった。
以上です。
3人とも、出会って1年以上経つ今も連絡をとりあったりオンラインで喋ったり、本当に出会えて良かったと思える人ばかり。
これからも末長く付き合っていきたい。