いつかニューヨークで手に入る日本食を全部試そう、と思っています。
エセックス・マーケットの中に、宝の山が出現
先日、エセックス・マーケット(Essex Market)の中を歩いていると、なんだか慣れ親しんだ商品が所狭しと並ぶ店舗が目に入った。
そして嫌でも目に入る「に」の文字。
エセックス・マーケットについては、いろいろ書きたいことがあるので、また別の機会に詳しく言及したい。一旦ココでは割愛します。
こんなところに日本食品店が!という驚きと、なんだかただならぬ商品ラインナップ、そして潔いほど簡略化された「に」一文字だけの看板が気になり、思わず足を止めてしまった。
こだわりの日本食品店「に」
この「に」、調べてみたところ、2012年にローワーイーストサイドのエセックス・マーケット内にオープンしたらしい。
それにしても、店名が「に」の一文字だけだと、検索のしづらさがこの上ない。というか、検索にひっかからない。
なぜ「に」なのか・・
ニューヨークの頭文字の「に」か、創業者の苗字か・・今度聞いてみよう。
家族経営の日本食デリカテッセンで、栄養価の高いベジタリアン、ビーガン、マクロビオティックの料理を提供することをモットーとしているとのこと。
以下、公式ホームページより引用の訳:
アレルギーの問題を理解した上で、グルテンフリー、アレルギーフリーの日本食を提供することをお約束します。お弁当は、地元で調達された伝統的な調理法で作られた季節の食材を活用して提供するNiの定番商品です。また、Ni Deliでは、抹茶、トニック、乾物、そして時折、日本からのヴィンテージ・クラフト・オブジェなどの商品も提供しています。
新しいエセックス・マーケットでは、料理への情熱と、食材の持つ癒しの力を伝えていきます。
Ni Japanese Deli
アメリカには、オーガニックやビーガンに特化したスーパーはたくさんあるが、日本食料品店でこういうテーマにこだわって提供しているお店には初めて出会った。
小さい店舗ながらも、充実の品揃え!
エセックス・マーケットの一角なので、そこまで大きくないスペースなのだが、とにかく品揃えがすごい。
さすが、ビーガンやマクロビ、食へのこだわりを掲げているだけあり、通常の日本食料品店では手に入らないような調味料や食材がたくさん並んでいる。
地方の特産品なども多い。
正面のチルド棚には、すぐに食べられるお弁当やお寿司なども並んでいる。
エセックス・マーケットは購入品を自由に食べられるテーブルがそこらじゅうにあるので、小腹がすいたときにもすぐそこで食べられるのも嬉しい。
塩麹やわさび、黒酢なども。
有名メーカーの商品だけでなく、東京でもあまり見たことがないような商品も多数。
調味料や出汁、こんぶや海苔も。
木製の棚も、古い日本家屋を思わせるような色味で、なんだかおばあちゃんちの台所にいるような気持ちになってくる。
鎌田のだし醤油を発見。11ドル。
他のお店で確か9ドルくらいで見たことがある気がするので、この商品に関しては少し高いかも。
【いいところ】
・ビーガンやマクロビ等、こだわった食材が見つかる
・他のお店では売っていないようなレアな商品がある
・お弁当はその場ですぐ食べることも出来る
【注意点】
・他のお店でも販売しているものは、割高の可能性あり
「に」の場所
Ni Japanese Deli
88 Delancey St #48, New York, NY 10002
エセックス・ストリート(Essex St)とデランシー・ストリート(Delancey St)の交差点角にある、エセックス・マーケット(Essex Market)の中に入っている。
エセックス・マーケットの中の、48番の店舗。